オープニング収録風景 - OPENING REC.

feng(ふぇんぐ。じゃなくて正しい読みはフォン)公式サイトをご覧の皆様、こんにちは。
先日倒産した、とある媒体の元記者です。
あまりにも鮮やかすぎる「上層部しか知らないバックレ劇」に呆然とする日々を送っていたところ、
feng(ふぇぐん。じゃなくて正しい読みはフォン)の代表・上様が、私に連絡を寄越してこうノタマッタのです。

上様「あーチミチミ、無職なら日雇い仕事でもしないかね。ギャラ出すよ」

記者「ウヘヘヘェ、お代官様。靴でもケツでも舐めますよ」

上様「ホント!? ホントにケツ舐めてくれるの!? ふぁぁぁんwwwwwww」

記者「……」

上様「……というような、冗談、を言いすぎるせいで、ホモ疑惑が巻き起こるンですよね。ボク」

記者「冗談、ですか」

上様「冗談です。でも仕事の話は本当です。『あかね色に染まる坂』のOP曲収録があるんで取材、来てください。いや来い。いいな、ン~?」

取材当日

さて、feng内に掲載される記事であるならば、社内関係者に敬称なぞ不要というものです。
これ以後は「上」と呼び捨てにしましょう。

コメント等に関しては、galge.comさんがレポを上げてくださっているので
そちらをご参照ください。せっかくなのでこちらは、現場の雰囲気メインで
レポートしていきましょう。

ディレクション、A川編

この日の収録には、辣腕で知られるA川氏が参加!
トレードマークのサングラスをギラリと光らせながら、
的確な指示と笑いを挟みつつ現場を切り盛りしていく。

A川氏:ん~、今のテイクはなかなかじゃない? どうだった?(取材陣に振る)

――萌えました。きたわこれって感じ。

A川氏:用語が出たぞー。

橋本さん(ブース内):はい?

A川氏:なんか萌えたらしい。んじゃテイク2。今んとこ、も少し張る感じで。

橋本さん(ブース内):ほぇーい(了承)。

そんなような感じで、和気あいあいと進んでいったのだった。

編曲、藤田淳平編

収録風景

――どうですか、今回の「せつなさのグラデイション」は。

藤田淳平氏(以下、じゅんぺいキュン):ざわっ……!

――どきっ……!?

じゅんぺいキュン:カカカ……コココ……キキキ……! ご安心をっ……! 今回は全裸でミックスなぞしてないっ……! 普通の編曲っ……普通、普通っ……!

――で、収録はいかがでしたか。

じゅんぺいキュン:A川マジック炸裂という感じでしたね。シメるところはシメ、誉めるところは誉める。「うまいね!」「かわいいね!」とかヨイショしまくりでしたよ、もう。ざわっ……! また焼肉いきましょう、焼肉っ……! かぁ~っ!

「上」編

――どーすか今回は。

上:妙にリラックスしてませんか。

――というか、今回の布陣ですが。作詞が畑亜貴さん、作曲が冨田暁子さん、編曲が藤田淳平氏。……冒険しちゃった?

上:ナンノコトカ、ワカラナイヨ。

――でもこれ冒険でしょ? でしょでしょ?

上:……。

――?

上:我々としましてもご好評いただきました『青空の~』に続く最新作ということもあり、力の入りようもそれはそれは言葉で語りつくせぬほどのもので、一流のスタッフと一流の環境、そして一流のアーティストが生み出す美しきハーモニーにて発売を楽しみにしてくださっているお客様のご期待にそえたいと全力を尽くしていく所存にて

――長いよ!

上:本当にありがとうございました。

ボーカル、橋本みゆき編

収録風景

橋本みゆきさん(以下、橋本さん):収録現場へ着くなり、方向性として「某声優のイメージでとりあえずやってみて」と言われたのには面食らいました。

――と申しますと。

橋本さん:以前、制作のスタッフさんたちとカラオケへ行った時にですね、某有名声優さんの曲を唄ったんですよ。ええ、声マネつきで。そしたら妙にウケちゃいまして……。

――で、まずはそれを要求されたと。

橋本さん:やってみたら、スタッフ全員大爆笑ですよ! 「これはすごい! 破壊力満点だ!!」とか言い出して。複雑な心境でした。ただ、声を作ることに意識が行っちゃって不自然になったので、少しずついつもの橋本を出しながら、最終的には現状のような雰囲気でまとまりました。

そんな話をしながら、録音ブースへ戻っていった橋本さんだったが。
マイクが入っているため、さまざまな「ちょっとした仕草」が音として拾われていた。
収録中の様子を、以下で紹介してみよう。

収録風景

「ん。」(何か満足したらしい)
「ごくっ」(飲み物を口に運んだ)
「きー」(何か満足できなかったらしい)

ここ萌えるとこ。
また録音ブースにはカメラが据えつけられており、橋本さんの一挙手一投足を
エンジニアルームでつぶさに観察することもできる。観察いうな。
モニターに映し出される橋本さんが……両手を広げて「ブーン」とかやり始めた。

A川氏:あ、たまにやります。

――そうですか。

A川氏:放っとくと「ツンバカ」になるから気をつけないとなぁ……。

――「普段はツンツンしてるけど、根はちょっと天然」な新属性って感じですね。

橋本さん(マイク越し):気をつけないと。

――そうですね。

 

この日に収録された「せつなさのグラデイション」は、ショートVer.が本日同時公開
さっそくDLして、橋本みゆきさんの新たな一面を耳にしてほしい!